何に気をつければ良い?妊娠高血圧・妊娠糖尿病の原因と予防法


妊娠高血圧・妊娠糖尿病の原因

 

「妊娠高血圧症候群」や「妊娠糖尿病」が発症すると、赤ちゃんとママ自身の命が危うくなったり、産後の病気のリスクが高くなったりするといわれています。この2つの病気は妊娠中期に発症しやすいとされていますが、病気の原因を知り、正しい予防法を実践すれば、発症のリスクを下げることは十分に可能です。

今回は、「妊娠高血圧症候群」と「妊娠糖尿病」についてご紹介します。

 

 

高血圧だとなりやすい?妊娠高血圧症候群の原因・予防法

 
妊娠高血圧症候群妊娠高血圧症候群とは、妊娠中期である妊娠20週以降に高血圧の状態が続く状態のことです。
 
妊娠高血圧症候群は、妊娠中の方のうち20人に1人の割合で発症するといわれています。

重症化すると、ママ自身が肝機能障害や脳出血になる可能性があるほか、赤ちゃんの発育に影響が出る可能性もあります。

 

原因

妊娠高血圧症候群の原因は明確には解明されていませんが、血縁者に高血圧の方が多い場合や妊娠前から体重が重い方、年齢が高い方は発症のリスクが比較的高いことが報告されています。また、仕事などで過剰なストレスを感じている方や、食べづわりで妊娠前よりも体重が増えてしまった方にも起こりやすいです。

 

症状

最も分かりやすい症状としては、むくみが挙げられます。軽いむくみは3割ほどの妊婦さんに見られますが、前日履いた靴下のあとが翌日も戻らなかったり、二重まぶたが一重になったりするような顔のむくみ、ものがつかみにくくなるほどの手のむくみなど、重度のむくみが出ている場合は要注意です。

 

予防と対策

一番の予防法は、妊婦健診を毎回受けることです。妊婦健診では血圧測定と尿検査を毎回行うため、数値に変化があれば医師からの適切な指導や治療を受けることができます。また、体重の増加が著しい場合は助産師さんから食事や生活習慣についての指導が行われます。

 

指導を受けた場合は、過食や偏食に気をつけて、栄養バランスの良い食事を心掛けることが大切です。体内の余分な水分の排出を促す、カリウムの多い野菜や果物を多く取り入れるのも良いですね。

また、適度な運動も必要です。安静を指示されていない場合は、無理のない範囲で行える1日30分程度のウォーキングやマタニティヨガなどをしても良いか、医師に相談してみるのも良いでしょう。

 

 

普通の糖尿病とどう違う?妊娠糖尿病の原因・予防法

 
妊娠糖尿病妊娠中に糖代謝異常が発見された場合、妊娠糖尿病と診断されます。元々糖尿病と診断されていた場合は、妊娠糖尿病には含まれません。
 
妊娠糖尿病になると、妊娠高血圧症候群などの合併症が起こりやすくなる、胎児が生まれる前から肥満の状態となり難産となる、などのリスクが高まります。

また、生まれたあとも赤ちゃんが高インスリン血症と低血糖になり、治療が必要になる可能性があります。

 

原因

妊娠することで、血糖コントロールのバランスが乱れることが原因です。そのため、母親自身は出産後に正常値に戻る例がほとんどですが、将来的な糖尿病のリスクが高まります。

 

症状

初期は、ほとんど自覚症状はありません。進行してくると喉の渇きを感じやすくなったり、排尿の回数が増えたりします。

 

予防と対策

太り気味の方や、血縁者に糖尿病の方がいる場合などに発症しやすくなります。

一番の予防策は、妊娠高血圧症候群と同様にバランスの良い食事と適度な運動を心掛け、カロリーの摂り過ぎや太り過ぎを防ぐことです。

 

できるだけ健康的な生活を心掛けよう

 
妊娠高血圧症候群と妊娠糖尿病、どちらも発症のリスクを高める主な原因は体重増加です。

つわりが軽くなる方が多い妊娠中期には、それまで食べられなかった分、栄養とエネルギーを摂取しようと食欲に任せて食べる方が多くなります。しかし、赤ちゃんと自分自身の健康管理のためにも、栄養バランスの良い食事とウォーキングやヨガなどの適度な運動を心掛けることをおすすめします。

楽しみながら体重コントロールを行うことが、一番の予防法といえるでしょう。

 

おわりに

食欲が戻ってくる妊娠中期に食べすぎたり、健康管理を怠ったりすると、体重が増え血糖値が上昇し、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病が発症するリスクが高まります。特に妊娠糖尿病は、一般的な糖尿病よりも診断される基準の数値が低いため、普段から血糖値を上げすぎないよう気をつけましょう。

妊婦検診を毎回受け、医師のアドバイスをもらいながら、無理のない範囲で健康的な生活を送るよう心掛けてください。


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