自分自身の妊娠出産経験から、低価格でおしゃれな授乳服のお店Milk teaをオープンし、9年が経ちました。
自分の経験や「欲しい!」を形にしたマタニティや授乳服が次々と生み出され、9年前の私の出産の時にはなかった、素敵なプロダクトが市場に並び、妊娠中・産後のママがおしゃれを通して元気になる姿に心からの喜びを覚えました。
ところがこの間、私自身のファッションはどうでしょう。
2人の子どもの授乳育児を終え、さて好きにおしゃれを楽しもうと思うものの、以前好きだったブランドは20代前半のモデルさんが着用し、今一つ実感がわかない。そんな状態で買ってみたもののやはり私には似合わない。
そして着心地。カッコいい服は決まってどこか窮屈だったり洗濯できず、子どもと一緒の時に着られない。着心地良い服は、手抜きがにじみ出たような恰好になってしまい、外出先で昔の知り合いに会って恥ずかしくなったことが何度かありました。
卒乳後、自由にファッションを楽しめるようになったのに、欲しい服が見つからずファッションが楽しくなくなってしまったのです。
じゃあどんな服が欲しいんだろう?
自分が選んで正解だった服はどんな服なのだろう?
そして、保育園、小学校新しいステージに上がった娘、初めて経験する行事たち、何を着ていけばいいんだろう?ママのファッションてどういうのだろう?
自分自身に問いかけ、自分が欲しいと思うママの服を提案したいと考えるようになりました。
「昔」ではなく、成熟した大人の美しさと幸福感を纏った「今」の自分が一番綺麗だと思える服。
Milk teaで培った体型をカバーしながら美しく見せる技を取り入れ、リアルなママの生活に沿った着心地とデザインを両立した服。
おしゃれする喜びを再確認できるようなワクワクする服。
Milk tea nextは、まさにそんな私自身の今「欲しい服」を形にしたお店です。ママのリアルな生活を考慮し、デザイン、着心地どちらも手を抜かずにセレクトしました。
Milk teaを卒業し、新たなステージを迎えたママとお子様に、ファッションを通して新しいhappyをお届けできればと思います。
※記事の内容は2017年4月掲載時のものです。