店長あいさつ ミルクティーが誕生するまでの経緯や会社に対する熱い思いを語っていただきました

授乳シーン
ミルクティーは私自身の体験と、熱い思いから生まれたお店です。

私が長女を出産したのは2007年。

お金がなくマタニティ服も買えずに手持ちのワンピースで妊娠8カ月ごろまで過ごした日々、手持ちのワンピースも遂にはちきれんばかりになり、母が「恥ずかしいからこれで妊婦服買ってきなさい!」とくれた、なけなしのお金で初めてマタニティワンピースを1枚買いました。

毎日そればかりを着ていたので、当然産後の退院時もその服を着て帰るつもりだったのですが、そのワンピースで授乳しようとしたところ、下から持ち上げたためパンツもおへそも全てが丸見えに。毎日着ていた洋服が産後は全く着られなくなり、初めて「授乳服」というものを探すことになりました。

当時「授乳服」は市場にほとんどない上に高かったため、一枚買うのに1週間迷い続けました。やっと手にした授乳服は、それまでの服とは比べ物にならない程授乳がしやすく、おっぱいを出すのが嬉しくなりました。この便利で素晴らしい服が「もっと手ごろな価格になれば!」、「妊娠前みたいにおしゃれが楽しくなるようなファッション性があれば!」こんな風に思っている人は私だけじゃないはず!そう思ったのがMilktea開店のきっかけでした。

まるで熱に冒されたように、それから2ヶ月で開業届を出しに行き、資金もノウハウも何もない中、生後3か月の娘を育てながら実家の片隅で仕事を始めました。

Milk tea タグ
創業当時から変わらないタグ。初めは私が手縫いでタグをつけていました。温かみのあるホッとするようなポットのデザインは「ミルクティー」への思いを表しています。

「ミルクティー」という名前の由来は、初めての育児に手間取った体験から生まれています。

産後、想像していた穏やかな日々とは正反対、息つく暇もないくらいただただ赤ちゃんのお世話に追われ、身も心もくたくただった時に一番の楽しみだったのが、子供がお昼寝した時のティータイム。

コーヒーよりカフェインの少ない紅茶にして、おっぱいが出るようにと牛乳を入れて飲んでいました。そのひと時だけは本当に気まま!自分がしたいことができる、唯一の時間でした。

お店の名前を考えた時、このひと時が浮かびました。育児に追われるママにとって、「Milk tea」が私にとってのミルクティーのように、ママの心を嬉しさで満たすようなお店になれたらと思ったんです。

2015年に期間限定イベントで初めてリアルショップをオープン
2015年に期間限定イベントで初めてリアルショップをオープンしました。お客様と会って会話をし洋服をお買い上げいただいたのは忘れられない出来事です。

Milk teaは私自身の強烈な体験と、熱い思いから生まれたお店です。

沢山の人を巻き込みながら、沢山の力を借りながら、これまで様々な授乳服を生み出してきました。私が出産したあの時に比べて、日本のお母さんは、妊婦さんは、便利になっただろうか?私が体験したような、いや、それ以上に嬉しい気持ちを、Milk teaの授乳服で感じて頂けただろうか?

創業から14年が経とうとする今、授乳服はお店の数も格段に増え、より授乳しやすく、よりおしゃれでバラエティ豊かなものになってきました。 だからこそもう一度私は自分がお店を立ち上げた当時の気持ちと向き合って自問自答をしています。

そして、大きくなっていくお腹や授乳する喜びをMilk teaと一緒に感じていただきたい、妊娠・授乳期に起こる不便・大変なことを一緒に解決していきたいと考えています。

毎年恒例の忘年会
毎年恒例の忘年会では子供達も一緒に参加してとても楽しい時間を過ごします。普段は接点がないスタッフの方から仕事に対する熱い思いを聞くと「来年も頑張ろう」と気持ちが奮い立ちます。

Milk teaにはそんな思いを共有できる、私が敬愛するスタッフ軍団がいます。

お子さんが生後数か月の頃からパートとして働き、仕事の才覚が認められ社員になった人たち、家の事情で出勤日数が限られても「Milk teaに来るのが一番のストレス解消!」とモーレツに働くママスタッフ、出産経験はなくても商品知識やお客様への愛情は誰よりも深いスタッフ、出産経験ないどころか男なのに、誰よりもママ&プレママの気持ちによりそった企画を出す男性スタッフ。

そんな一人ひとり個性溢れるスタッフはMilk teaの自慢です。

すべてのママに愛と敬意を込めて、これからも喜んでいただける商品や企画を提案できるよう、精一杯努力していきます。