夏の必須といえばTシャツ。普通のアパレルからすれば、一番シンプルで単純なアイテムですが、授乳服と全く違うのです。
それは授乳口の問題。
シンプルなデザインであればあるほど隠すことのできない授乳口。このポケッタブルTが出るまでは、授乳Tシャツといえば、ぱっくり胸の辺りに「ここに授乳口がありますよ!」と言わんばかりの切替がありました。
悩みに悩んで思いついたのは、切替位置をウエスト近くまで下げてしまうこと。そして、前面だけ2重にするのではなく、後ろまでぐるっと一周回してしまうことでした。
そうすることにより、ワイドパンツやスカートと合わせてショート丈で着たい時に下の生地をウエストにインしてしまえることに気づいたのです。
スキニーからガウチョ、スカートまで、ボトムスのデザインやシルエットに合わせて着丈を調整できる画期的なトップスになりました。
そして、優しく柔らかいふんわり生地と、シンプルながらもアクセントとなる胸元のポケット。めくるだけでさっと授乳でき、授乳ケープの不要なデザインなど、こだわりをいっぱい詰め込んでいます。
初夏―梅雨―夏―秋口、あるいは屋外―室内と変化する気温に合わせて、袖を捲り上げられるデザインにしています。
見た目はあくまでシンプル、だからこそ難しかった授乳Tでしたが、本当に機能性の高い1枚となりました。
毎年Milk teaの夏を代表するアイテムとなっているストレッチロングタンクトップ。
生地・デザイン・価格にとことんこだわり、原価や工賃が高騰し続ける中も、発売当時から一度も値上げすることなく販売し続けています。
妊娠中や授乳ママの「欲しい」をとことん見つめて作った代表作。
伸びが良く上品な光沢あり、お洗濯にも強い生地。一枚でもインナーとしても着られるように授乳しやすく、長めの着丈をチョイスしました。
さっと捲るだけで金具を一切使うことなく授乳でき、抱っこしている様に見せて授乳できるのも大きな魅力。
選ぶ楽しさが溢れる豊富なカラーバリエーションで今年も沢山の方に愛されています。
最初このワンピースを作ろうと思ったのは、プリーツの生地を見た時に、何とも言えない上品な艶感と、不揃いなプリーツに惚れ惚れしてしまい、この生地を使ってワンピースを作りたいと思ったのがきっかけでした。
赤ちゃんと触れ合う上半身は柔らかい生地を使い、ドッキングワンピースにしようと思い、当時人気が高かった「マシュマロストライプ」をイメージしました。妊娠中はAライン、産後はウエストの紐を絞ってメリハリシルエットになる大人気だったワンピースです。
しかし、その要となる紐が出てしまうとどうしてもカジュアルになってしまうのです。このプリーツの場合、本当に繊細な光沢を放つので、お呼ばれや記念行事にも着られるスタイルにしたかったのですが、紐が出てしまうと途端にカジュアルになってしまい台無しでした。だからといって紐をなくしてしまうと、野暮ったく気太りする形に。
頭を悩ませ思いついたのは紐を内側に隠してしまうことでした。普通なら内側にしたところで出てきてしまうのですが、ウエストを絞ってしまえば中に閉じ込められ出てきません。思い描いていた美しいシルエットときちんと感ある上品なデザインを両立することができました。
そしてもう一つ、このタイプのワンピースは、抱っこしてるように見せながら授乳できるので、自分自身、気難しい次女の育児中重宝しました。
育てにくかった次女、授乳室で座って授乳なんてもってのほか。なぜか立ってウロウロしないと吸わないのです。旅行先の高速の休憩所やショッピングセンターなど、とにかくおっぱいを吸わせてこの上の生地を口までかぶせてしまえばただ抱っこして歩いている様に見えて授乳できたのです。
長時間座って立っても、さっと伸びる生地や、洗濯しても全く変わらない点など、他にも書ききれないほどあります。
自分で作っておいて感激してしまうほどこの授乳服には助けられました。
登場した初日から大人気だったリブキャミソール。
トレンドのリブで、フィット感ある綺麗なキャミを作ろうと思い、スタッフに投げかけたところ、即「やりたい!」と熱い反応が。
そこから始まる大激論。授乳口は?カラーは?素材は?
一枚でも下着としても着られるよう、授乳はカシュクールの二重タイプに。
カラーも沢山の候補があがり、なんとか8色まで絞り込みました。
難しいのはサイズ・シルエットでした。肩紐の位置と胸のフィット感がうまく綺麗に出ず、何度も試作を繰り返しました。早く登場させたかったのですが、ギリギリまでやり直しを繰り返したこだわり商品です。
お洗濯しても毛玉やヨレが出ない、質の高い綿生地を使っています。
昨秋からずっと人気の止まらないリブレギンス。トレンドのリブだけど、やっぱりこだわったのは生地でした。
安くてペラペラっとした生地は市場に溢れています。価格もやっぱり大事なのでどうにか安く作りたいとは思いながらも、自分自身、洗濯後がっかりすることも数知れず、やっぱりそこは譲れませんでした。
選んだのはもちもちっとして柔らかくふんわり肌触りのコットンリブ。
吸い付くようにフィットしながらも、敏感肌に優しく、繰り返し洗いしても毛玉など起きません。
形もこだわりました。大きくなるお腹周りは決して締め付けることなく、足回りはちゃんとフィット感ある綺麗なシルエット。販売を重ねるごとに頂いたお声を生かし、今も改良を続けています。
昨夏大人気完売だったニーナ。新しい生地でパターンも改良し、今季新登場しました!
ふわっと広がるリッチなティアードが本当に大人可愛いです。暑い夏さっと一枚着るだけで、涼しく楽ちんなのに、旬でスタイリッシュな着こなしに。
今回、ティアード部分にゴムを入れ、より一層着心地よく綺麗なシルエットになりました。
授乳は脇下に隠したので外からは全く授乳服に見えません。
私自身デイリーに着まくっています!ノースリーブですが、すとんと縦に落ちる上半身デザインなので二の腕もなぜか他の服よりほっそり見せてくれる気がしています・・・(私の中で)
今シーズン大ヒットのリブシリーズ。リブキャミの次に出たリブタンクトップは、実は同時期に考案していました。
リブキャミは、シャツやカーデを前開きにしたり一枚でも着やすいデザインにすることになり、授乳は2枚重ねのカシュクールタイプになりましたが、どうしても根強く人気だった、「ただ下げるだけ」で授乳できるタイプも作りたかったのです。
授乳キャミをインナーに着て、授乳服を着た場合、授乳口を2つくぐらなければいけず、微笑ましいサイズの私の胸ではなかなか授乳が大変でした
授乳服で2重の授乳口を着たならば、インナーはただシンプルに下げるだけにしたい!という私の持論で、タンクトップに関してはシンプルなカシュクール一枚タイプを採用しました。
ただカシュクールは開きすぎるとぱっくりと胸が出てしまうし、一枚で着た時を考えて詰めすぎると今度は襟の広い洋服を着た際に見えてしまう・・・。
この襟&胸の形というのは女性なら大事なポイントとなるので、何度も試作を繰り返しました。
そして時期がリブキャミより遅くなってしまったのですが、本当に良いものになったと思っています。
リブキャミが既に好評だった中の登場だったので心配でしたが、初日から飛ぶようにご注文をいただき、本当に感激です!