妊婦はヒールを控えた方が良い?妊娠中の靴選びのポイント
妊娠が判明してもおしゃれは手を抜きたくない、という女性は多いでしょう。特におしゃれ好きな人にとって、足元を飾る靴は妥協したくないポイントですよね。
でも、妊娠中はお腹の赤ちゃんと自分自身の体と命を守ることが最優先です。ファッショナブルでありながら安全に歩けるバランスの良い靴選びは、どうすれば良いでしょうか?今回は、プレママも安心しておしゃれできる靴選びのポイントをご紹介します。
妊娠中は歩き方も変わる!
女性は妊娠すると、日を追うごとに体型が変化していきます。赤ちゃんの成長に伴い、お腹が大きくなり体重も増加。
妊娠期間中の約10カ月間で平均8~10㎏程度体重が増えるため、妊婦さんはその分の体重を支えるために自然と歩き方が変わっていきます。
特に、妊娠後期はお腹が大きく前に突き出てきます。歩く際にバランスを崩しやすくなり、腰への負担も大きくなるため、歩幅が小さくなり、どうしてもがに股気味になってしまうのです。
妊娠のステージに合った靴を選ぼう
ここでは、妊娠のステージに合った靴の選び方のポイントをご紹介します。
【妊娠初期】
妊娠初期は、妊娠期間の中で一番体調が変化しやすい時期。つわりや貧血などが起こりやすく、突然ふらついたり転倒しそうになったりする危険があります。その結果、お腹の赤ちゃんや妊婦さん自身がその衝撃で大事に至る可能性が高いため、とにかく慎重にすることが必要です。
この時期は、安定感があり、靴底がしっかりした地面からの衝撃を軽くする靴を選びましょう。靴の裏に滑り止めの溝などが付いており、履きやすく歩きやすいストラップ付きのフラットシューズやスニーカーがおすすめです。
【妊娠中期】
妊娠中期は一般的には体調が安定し始め、妊娠期間中で最も過ごしやすい時期です。この時期はパートナーや友人たちと出かけたり、マタニティヨガやウォーキングなど出産に備えた体力作りを始めたりと、体を動かす機会が増えるでしょう。当然、おしゃれも楽しみたいですよね。
パンプスを履く場合は、ヒールの高いものやピンヒールのものは転倒の危険があるため、ヒール部分が太目で安定感のあるローヒールタイプを選ぶことをおすすめします。また、妊娠中は足元がむくみやすいため、つま先の形が丸みを帯びたタイプが理想的です。
妊娠中期が夏にあたる方は、涼しげなサンダルも履きたいですよね。歩いているときに脱げてしまわないよう、足首ストラップ付きのサンダルをセレクトしましょう。やはりローヒールやフラットなものがおすすめです。また、足の冷えは体調不良の元となるため、ボトムスやサンダルに合った靴下を履くと良いでしょう。
反対に、冬に妊娠中期を迎える方でブーツファッションを楽しみたい場合は、ミディアム~ショート丈の脱ぎ履きしやすいタイプを選んで。ロング丈ブーツはむくみが悪化するため、避けた方が無難です。
【妊娠後期】
妊娠後期は大きくなったお腹で足元が見えづらく、靴が履きにくくなります。足もさらにむくみやすくなるため、初期と同様に安全で履きやすい靴選びが必要です。
フラットシューズは、ストラップのない脱ぎ履きがしやすいものが便利。そしてスニーカーは、紐のあるタイプだと扱いづらくなるため、スリッポンタイプを選ぶと楽です。
また、足のむくみ対策として、一回り大きなサイズの靴を用意するのも良いでしょう。ただし、脱げやすいというデメリットもあるため、靴下や中敷きで調節を。
「妊婦靴」は産後も大活躍!
産後の赤ちゃんとのお出かけも、基本的には安定感のある靴がベストです。赤ちゃんを抱っこしての移動はもちろん、車やベビーカーでの外出時も赤ちゃんの動きに合わせてすぐ対応できるよう、歩きやすい靴は必須。
妊娠前は高さのあるピンヒールばかり履いていた方は、産後もおしゃれを楽しめるよう、好みのデザインで安定感のあるローヒールの靴を探しておくと良いでしょう。
おわりに
妊娠中は何かと制限が多い生活を過ごすことになりますが、その中でストレスなく快適に過ごせるアイテムを見つけられると良いですよね。ヒール派のプレママもスニーカー派のプレママも、お気に入りの靴を見つけて「おしゃれママ」を目指しましょう!