妊娠中にお腹が張る…。お腹の張りの原因と対処法は?


お腹の張りの原因と対処

妊娠中によく起こる症状の1つに、お腹の張りがあります。特に初めての妊娠だと「お腹の赤ちゃんが危険な状態なのかしら…?」と不安になる方も多いことでしょう。

そこで今回は妊娠中のお腹の張りについて、原因と対処方法をご紹介します。

 

人によって感じ方が異なる「お腹の張り」

赤ちゃんが入っている子宮は筋肉でできており、通常は緩んだ状態です。しかし、妊婦自身の行動や何らかの刺激によって筋肉が緊張し、収縮することがあります。この状態を医学的には「子宮収縮」と呼び、一般的には「お腹が張る」という言葉で表されています。

お腹の張りは妊婦によって感じ方が異なります。生理痛のように下腹部が痛くなる方、お腹全体が引っ張られるように感じる方、いつもよりお腹が硬い状態になる方など、さまざまです。

 
そして、張りが起きやすい時期や頻度も妊婦ごとに違います。基本的に妊娠中ならよく起こる現象ですが、中には危険を知らせるサインの可能性があるので、楽観してはいけません。

いつもより張りが長引いたり痛みが強かったりする場合は安静にし、場合によってはすぐに受診することを視野に入れてきちんと様子を見ましょう。その際の状況を記録しておくと、診察時に担当医へ説明しやすいのでおすすめです。

 
 

張る原因に応じた対処をしよう

 
張る原因お腹の張りには何らかの原因があります。慌てずに、まずは症状に合った対処を取りましょう。

 

 

冷えによる張り

体が冷えるとお腹が張ることがあります。エアコンで室内温度を調節したり、服やブランケットなどでお腹を中心に体を温めたりして様子を見ましょう。

 

お腹の締め付けによる張り

腹帯やマタニティ用以外のボトムおよび下着などをつけていると、知らないうちにお腹を締め付けていることがあります。腹帯を緩めたりゆったりした服に着替えたりすることで、張りを軽減できます。

 

疲労による張り

疲れがたまると、お腹が張りやすくなります。仕事や家事、ウォーキングなどの運動をして疲れたときは、無理をせずに休息を取りましょう。

 

ストレスによる張り

仕事や人間関係、家事や上の子の育児などでストレスが溜まると、やはり張りを感じやすくなります。ストレスは心の疲労でもあるので、意識的に休息や気分転換を行いましょう。

 

胎動による張り

妊娠中期頃から始まる胎動。まだ慣れていないと、子宮収縮と胎動を勘違いすることがあります。30週以降は、赤ちゃんの動きによる刺激がお腹の張りに繋がることも。この場合は特に心配する必要はありません。

 

性行為による張り

妊婦検診で特に問題がなく、医師から許可が出れば妊娠中の性行為は可能です。性行為中にお腹が硬くなって張りを感じることがありますが、時間が経てば症状はおさまる場合がほとんど。張りを感じたらゆったりと過ごしましょう。

 

乳首マッサージによる張り

出産後の母乳生活の準備として乳首マッサージをすることがありますが、乳首への刺激は子宮収縮を促すホルモンを分泌しやすくし、お腹が張ることがあります。張りが強い場合はいったんマッサージを中断し、少し時間の間隔を開けてから再開しましょう。

 

便秘による張り

妊娠すると便秘になりがちですが、何日も続くとお腹の張りを引き起こすことがあります。普段から水分や食物繊維をよくとって、便秘にならないように心掛けましょう。

 

この他、原因が思い当たらないお腹の張りもあります。張りを感じたら、まずは横になったり座ったりして、なるべく安静に過ごしましょう。ゆったりとリラックスすると大抵の張りは自然とおさまります。
 
 

このようなときは迷わず病院へ!

 
早めの受診一方で、以下のような症状が見られる場合は担当医に連絡の上、早めの受診が必要です。

 

張りがおさまらないときや回数が多いとき

体を休めても張りがおさまらなかったり、一定の間隔で何度も張ったりする場合は、何らかの異常が発生している可能性があります。

張る回数の目安は、妊娠30週未満なら1時間に3回以上、30週以降なら1時間に5回以上あると危険。担当産科医に連絡し、受診などの指示を仰ぎましょう。

 

張りとともに出血があるとき

流産や早産の可能性があります。出血があったら、張りの有無に限らずすぐに受診を!

 

激痛や長時間の張りがあるとき

妊娠中に胎盤が剥がれて母子共に命の危険を伴う「常位胎盤早期剥離」や、流産・早産の可能性がありますので、すぐに受診しましょう。

 

おわりに

妊娠中はお腹の張りだけでなく、さまざまな体調の変化が起こります。もしかしたらお腹の赤ちゃんからのサインかもしれないので、小さなことも見逃さないよう注意しましょう。通常と違う症状があったら1人で悩まず、速やかにかかりつけの産婦人科へ相談をしてくださいね。

https://junyu-fuku.com/special/20190417_bottoms/index.html

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